吉太郎「おい、出かけるぞ」
アッシ「ほいきた、ほいきた。
って、いきなりゴロリンっすか」
吉太郎「ちょこっと背中がかゆくてよ」
アッシ「悪い顔っすね」
吉太郎「身だしなみ整えとんじゃ~」
吉太郎「さあ~て、どこ行くとするかな。
その前に、邪魔な奴をまいちまうか」
アッシ「しまった、いきなり横断しちゃったよ」
吉太郎「あっ!」
吉太郎「こんなところに、いい爪とぎが......」
シャカ、シユカ、シャカ、シュカ......
アッシ「おっと、巻かれるかと思った。
あぶねぇ、あぶねぇ」
吉太郎「なんだな、まだ背中がかゆいな」
吉太郎「よいしょっと」
吉太郎「またしても、ぺろ~ん、とスキみせといて~の」
タッタッタッタ~くんくん
アッシ「親分~、待ってくださいよ~」
吉太郎「んじゃ~な」