アッシ「うぉ~、あれは! あれは! 親分!」
吉太郎「かいかい、かいかい」
アッシ「吉太郎親分! 生きて、生きてたんっすね!」
吉太郎「なんでぇ、その驚きようは? ええぇ?
おれか生きてるってぇと、なんかマズイ事でもあるってぇのかい?」
アッシ「めっそうもございませんよ。アッシは
アッシは、うれしいんですよ、こうしてまた親分に会えて。
いえねぇ、ここ何ヶ月かお見かけしねぇんで、もしかして……」
吉太郎「こんな風に、どこかでノタレ死んでるとでも?」
アッシ「そんな風じゃ、道行く人が触っていくだけっすけど……」
吉太郎「この夏は暑くてよ、昼間出歩く気になれなくてよ」
アッシ「確かに暑いってもんじゃなかったっすね、親分」
吉太郎「こうやってよ、ごろんごろんする気にもなれねぇ。
コンクリートってやつぁ、熱がこもっていけねぇな」
アッシ「でも親分、なんだかまた凄みが増したような……」
吉太郎「いろいろあってな」
アッシ「えっ、何があったんっすか?」
吉太郎「この首のあたりを、掻いてくんねぇかい」
アッシ「こうですかい?」
吉太郎「ほんじゃあな、達者でな」
アッシ「何があったか教えてくんねえんですかい?」
吉太郎「またの機会にな。
ネタは小出しに、でないと更新する回数が減るしな」
アッシ「親分、わかってたんすね。すいませんです」